阿波茶部と書いて「あはちゃび」と読みます。当院の待合室から見える真喜屋の象徴的な場所です。古いものだと樹齢約百年の約40本の松の木に囲まれた小高いそこは、いくつかの拝所のひとつですが、かつては真喜屋集落のイベントも行われていました。盆踊りやアブシバレー(田んぼの害虫を追い払い豊作を祈る儀式で沖縄相撲大会が行われる)は大きなイベントでした。そこには三方向から昇れますが、うち一カ所はセメントでできた坂道でした。子供にとっては格好の滑り台で、トタンやダンボールの切れっ端を尻に敷いて勢いよく滑っていました。今では階段になっていて滑り台は消えています。